オッパイは、いつまで?
2歳の男の子ですが、今も時々オッパイを欲しがります。
私は本人が欲しがるなら与えてもいいと思うのですが、祖母は、こんなに大きくなって恥ずかしい、と言います。
オッパイというのは、栄養を取るだけではなく、お母さんに抱かれてオッパイを咥えると、子どもはとても安心感をもらいます。ですから、オッパイというのは、子どもの心の安定のためにも、とっても大切なものなのです。
昔は「断乳」といって、無理やり、オッパイを止める事が普通でしたが、今では、「卒乳」といって、こどもが自然にオッパイを卒業するのを待つ、という考え方が主流になってきています。ですから、あまり卒業については、急ぐ必要はありません。
子どもが元気でよく遊び、きちんと食事をとり、体重が順調に増えているなら、2、3歳までは母乳を飲んでいても心配ないと言われています。
子どもは次第にオッパイだけでは栄養が足りなくなり、オッパイ以外の食事を欲しがるようになります。また、行動の幅が広がっていくことで、他に興味の対象が色々増えてきて、オッパイへの執着も段々無くなって、その結果、自然に卒乳していきます。
しかし、色々な事情があって、時期を決めて卒乳する場合もあると思います。その場合は、まず数日前から、「そろそろオッパオ止めるようにしようね」と予告をしておきます。
オッパイを止めたら、最初は泣いて欲しがることもありますが、お母さんが一緒だとオッパイを思い出して辛くなるかもしれないので、なるべく、おじいさん、おばあさん、お父さんと遊ぶ時間を増やしてもらいます。
昼間は、なるべく沢山遊ばせることです。オッパイを欲しがったら、「オッパイもうバイバイね」と優しくいって、その代わりに抱っこしてあげます。
オッパイは与えられなくても、お母さんの愛情が変わらないことを伝える。子どもが不安になった時は、しっかり安心感を与えてあげましょう。それによって、子どもは不安を乗り越え、成長の次のステップに進む事が出来るのです。