お兄ちゃんに噛みついたりします

1歳を過ぎる頃になると、外界への好奇心や、イタズラ心が極めて活発になってきます。じっとしていられない、ご飯を思うように食べないなど、ついイライラしてしまうのも無理はありません。

この時期に大切なのは、叱るというより、状況を言葉で説明することです。
「そんなことをしたら、イタイ、イタイだよ」「危ないからナイナイしようね」などです。
とは言っても、双子のお兄ちゃんが一方的にやられている時は、やはり止めざるを得ない時もあります。
その時に大切なのは、片方を叱ったり、かばったりするのではなく、とりあえず、二人を引き離しましょう。

娘さんの場合は、お兄ちゃんのことが大好きということですから、かまって欲しい気持ちを表現できないため、噛み付くということで、そな気持ちを表現していると思います。
まだ、言葉で十分自分の気持ちを表現できないために、そのような行動に出るのだと思いますから、そういう時は、抱き上げて、「そうか、かまって欲しかったんだね。でも、噛みつきはよくないよね」と繰り返し繰り返し諭していくことが大切です。
子どもの気持ちを汲んで、言葉にして返していくことで、子どもは自分の気持ちを表現する言葉を学んでいくのです。

また、悪いと分からせるために、叩く、ということはしない方が良いです。そうすると、嫌な時は叩いても良いんだと逆に学習してしまうからです。
また、叩かれるのが怖いからやらないのは、本当のルールが身についたのとは違います。確かに、ガツンと𠮟れば、子どもは言うことを聞くので手取り早いですが、その弊害も無視することはできません。