後追いが激しくて困っています

後追いは、人見知り（7、8ヶ月で始まる）に引き続いて、9ヶ月頃から始まり、次第に激しくなって、2歳くらいまで続く事があります。母親の後を追いかけて、姿が見えなくなると、泣き叫びます。ひどい場合は母親はトイレにも入れない、と嘆くことになります。

しかし、これは、一言で言うと、子どもの心が成長してきた証拠です。喜んでください。母親と、他人の区別がつき、「お母さんじゃなきゃ、だめ」と思うあまり、母親の姿を追いかけ、姿が見えなくなると、不安になるのです。それに、母親と子どもの心の絆がしっかり出来てきた証拠です。

子どもは、まだ、母親が見えなくなっても、直ぐにまた戻って来るか分からないので不安になって泣くのです。母親の姿が見えないと、永遠にいなくなってしまったように不安を感じているのです。

ですから、後追いがひどい時期は、なるべく子どもと一緒にいてあげましょう。トイレも一緒に入るとか、ドアを開けたままにしておくとか。また子どもが泣いたら、直ぐに子どもの元に戻って、だっこしてあげます。

お母さんが離れても、自分が求めれば、直ぐに戻ってきてくれる、お母さんは自分をちゃんと見ていてくれる。そう言う安心感が、その後の、自立の土台になっていくのです。

どうしても離れなければならない時は、「ママ、シーシーしてくるからね。直ぐに戻ってくるからね」と声をかけて離れます。それでも泣きますが、何を言わずに離れるよりはずっといいのです。子どもに気づかれないように黙っていなくなるのは、むしろ逆効果だといわれています。